
歯周病治療とは
歯と歯肉の境目にある《歯周ポケット》に歯垢がたまり、歯肉に炎症を起こし、歯ぐきの中の骨を溶かしていってしまうのが歯周病です。
自覚症状がないため、《痛い・歯が揺れる・臭う》などの症状が出た時にはかなり進行している可能性があります。
日本人の25歳〜64歳の年齢層において、およそ75%〜80%という高い割合で歯周病(歯石沈着を含む)にかかっているという統計があります。つまり、ほとんどの大人の方は、程度の差はあれ歯周病にかかっていると言っても過言ではないのです。
歯周病は定期的な検査をすることで予防することができる病気です。まずはきちんと治し、そして継続的にチェックをして歯周病にならないお口の環境を作りましょう。
症例:歯と歯の間に隙間が空いている
歯周病により、歯ぐきに緩みが生じ、歯と歯の間が空いてしまいました。
⇒ 歯ぐきの中についている汚れをしっかり取り除き、その後きちんとプラークコントロールを行うことで自然に歯の隙間が埋まり、くっついてきます。
症例:歯ぐきが痛い・腫れた・出血がある
歯周病により歯ぐきが出血して腫れてしまっています。
⇒ 歯石の掃除をしっかり行い、確実なブラッシングを行うと歯ぐきが引き締まり、炎症が治まり、健康な歯ぐきを取り戻すことができます。ブラッシングも指導を受けることが必要です。
症例:歯がぐらつく
歯周病により歯ぐきが緩み歯がぐらぐらになり、歯ぐきも落ちてきて見栄えが悪くなりました。
⇒ 徹底した歯周病治療により、揺れのひどい重症の歯を抜き、ブリッジ等で補綴し、綺麗な歯ぐきを取り戻しました。患者さまのお口の状況によって様々な判断が必要です。